こまつミュージックスクール
2014.09.12
今回は、トランペットの基本練習についてお話したいと思います。
何の楽器の練習でもそうですが、とにかく毎日吹くことです。(ごく当たり前の話ですが・・・・・・。)
例えば、今日1時間吹いて、1週間吹かずにまた吹くという練習リズムでは、全く吹かないよりまだましですが、上達は殆ど期待が持てません。
短時間でもいいので毎日吹くことが、スキルを上げ、演奏技術のグレードアップを図る最も大切なことです。
(最近は、カラオケルームなどを利用して思いっきり練習をする人達が増えてきているようですが、自宅等で練習する時には、サイレントミュートを購入されたらいいと思います。少し価格は張りますが、以前の物より息抜けが良く、音もかなり小さくなります。私の生徒さんのほとんどは、やや性能は劣りますが、価格的に安いCミュートを使用しています。)
特に初心者の方が陥りやすい間違いですが、早く高音域を出したいために高音ばかりを練習してしまうことです。これでは、高音域、低音域の練習バランスが悪くなり、身体全体、特に唇に力が入りすぎてしまい、アンブッシャーを崩しかねません。
とにかく焦らず、まずは低音のドから上向してソ、ソから下向して低音のド、更に低音のシ、ラ、ソ、ファ♯の音域を息をたっぷり使ってロングトーンをすることです。
音が安定してきたら、今度は各音をクレッシェンド(だんだん強く)で吹くようにします。
練習の第一歩は、必ずこの低音ロングトーンから始めるようにしましょう。クレッシェンドがスムーズに出来るようになったら、既に中音域、高音域の音を出す準備が出来ているのです。
単純でつまらない練習のように思われるでしょうが、プロのプレーヤーもみんな実践してきた重要な練習方法なんです。結果は必ず付いてくるはずですよ。頑張って練習を続けてくださいね!
何か質問等があれば、いつでもお問合せください。出来るだけ早くお答えするように努力します。(^^;
次回は、マウスピースの当て方、アンブッシュアについてお話しようと思います。
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