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2014.08.09

無料体験レッスンレポート。お久しぶりです。ギター講師

しばらく、トランペット講師の記事が続きましたので、今回は、先日行ったクラッシックギターの体験レッスンについてお話しようと思います。

まずお一人目は、霧島市のクラッシックギターの定期講座に参加されている方でした。若い頃にギター教室に通い、基礎をしっかり学んでおられ、楽器の構え方、姿勢も出来上がっている方でした。

定期講座では、基本的な練習がほとんどなので、自分の好きな曲(特に、クラッシック、ポピュラー)をもっと練習したいというのが、今回の体験レッスンに応募された理由だったそうです。
ということで、数曲、楽譜を持参して来られました。その中の一曲が、フランシスレイの作曲で有名な「ある愛の詩」でした。私も大好きな曲の一つです。楽譜の内容を見てみると、結構アレンジが凝っていて、難易度の高い曲だな、という感じがしました。

「まだ、指がうまく動かないのですが。」と前置きされて、曲を最後まで弾かれました。そこで私は、あることに気付きました。

右手は、基本を忠実に守ってスムーズな動きでしたが、左手の指の動きが、何となくぎこちなく、澄んだ音が聞こえてきません。そこで、よく観察してみたところ、原因が解りました。

通常、ギターを弾く場合、左手の指は、セーハ(一本の指で、数本の弦を同時に押えること)以外は、弦に対してできるだけ直角に近い状態で押えるのが基本です。また、同時に指先の頂点で押えるようにします。こうすることによって、澄んだ、きれいな音がでます。

この方の場合は、指が寝てしまっていたのです。しかも、弦を指先の頂点ではなく、指の腹の部分で押えていました。これでは、指が他の弦に触れてミュートされた状態になり、澄んだ音は出せません。

ご本人も、今まで気づかなかったらしく、意識して指を立てるようにしたら、今度は爪が運指板に当たってしまい、うまく弦を押えることができませんでした。

クラッシックギターを演奏する場合、爪の管理も大切な部分で、掌を自分の方に向け、左手の指は、爪が全く見えないようにし、右手の指は、爪が2~3mm程度見えるぐらいが、丁度いいのではないか、と思っています。好みもあると思いますが、私の経験では、右手の爪をあまり長くし過ぎると、弦を引っかく音が混じり、気になるので、私の場合は、そうなった時点で爪を切り、形を整えるようにしています。

一度ついてしまった習慣を矯正するには、若干、時間がかかりますが、常に意識して練習していると、いつの間にか、意識しなくても出来るようになります。

今回、体験レッスンを受講して頂いたこの方は、当然、初対面だったのですが、お話をしている内に、かなりクラッシックギターに対する愛着がある方で、向上心旺盛な方だと思いましましたので、ご本人と話合って、中級からのスタートになりました。

課題曲中心のレッスンになると思いますが、必ず、上達されると思います。今後のレッスンがとても楽しみです。

今回は、もう一人の方の体験レッスンのレポートを記事にするつもりでしたが、また、長くなって皆さんに怒られてはいけないので、今日は、この辺にしてしておこうと思います。

余談ですが、トランペット講師の弟が、記事をアップしたところ、早速、閲覧者の方から問合せが来たのがよっぽど嬉しかったのか、直ぐに、原稿を持ってくるようになりました。

次は、この写真をアップしてくれ、とか言っています。本当に勝手な奴です。(笑)

次回は、予告通り、トランペットのマウスピースについてお伝えしたいと思います。

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